日経平均株価 一時600円以上値上がり 33年11か月ぶり高値更新

19日の東京株式市場、日経平均株価は一時、600円以上値上がりし、終値として33年11か月ぶりの高値を更新しました。

▼日経平均株価、19日の終値は、18日の終値より497円10銭高い、3万5963円27銭でした。

▼東証株価指数=トピックスは17.94上がって、2510.03。

▼一日の出来高は15億5180万株でした。

19日の東京市場は、取り引き開始直後から半導体や輸出関連など幅広い銘柄に買い注文が入り、一時、600円以上値上がりして、3万6000円を超えました。

主な材料となったのが、18日に発表された台湾のTSMCの決算です。

この先、半導体の需要が高まるとの見方が強まり、ニューヨーク市場で関連銘柄が上昇した流れが、東京市場にも及んだ形です。

今週の日経平均株価は、火曜日から3営業日連続で終値が下落しましたが、海外投資家の日本株への先行期待は根強く、19日は上昇のまま取り引きを終え、終値としてバブル期の1990年2月以来の高値を更新しました。

来週の主なイベントは日銀の金融政策決定会合です。

春にはマイナス金利が解除されるのではないかとの観測が多くなっていますが、今回、どのような方向性が示されるのか、投資家の注目が集まります。