【被害状況 19日】石川県で232人死亡 22人が安否不明
石川県によりますと県内であわせて232人の死亡が確認されているということです。
また、重軽傷者は県内全体で1061人にのぼっています。
各地の被害について、随時更新でお伝えしています。
《石川県》
石川県 232人の死亡確認(19日午後2時)
石川県によりますと県内で死亡が確認された人の数は19日午後2時の時点で、232人となっています。
市と町ごとにみますと
▽珠洲市で99人、
▽輪島市で98人、
▽穴水町で20人、
▽能登町で7人、
▽七尾市で5人、
▽志賀町で2人、
▽羽咋市で1人となっています。
このうち、「災害関連死」の疑いは、珠洲市で6人、能登町で5人、輪島市で3人のあわせて14人となっています。
内閣府によると、「災害関連死」は、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり体調を崩したりして、命が失われるケースを言います。
また、重軽傷者は、県内全体で1061人にのぼっています。
寒い避難所対策・車中泊 低体温症とエコノミークラス症候群予防
安否不明者22人(19日午後2時)
石川県は、19日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに、自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて22人の名前、住所、性別、年齢を公表しました。
自治体ごとの内訳は、
▽輪島市が18人、
▽珠洲市が4人です。
年齢は、36歳から97歳となっています。
県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。
連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。
能登半島地震 安否不明者22人の氏名 石川県が公表(19日9時)
避難者 359か所で1万3934人(19日午後2時)
石川県によりますと、県内の市や町が設ける避難所に避難している人は、19日午後2時の時点で、359か所で1万3934人となっています。
自治体別にみると、
▽金沢市が9か所で341人、
▽七尾市が26か所で1499人、
▽小松市が1か所で4人、
▽輪島市が128か所で4797人、
▽珠洲市が45か所で2335人、
▽羽咋市が2か所で93人、
▽かほく市が2か所で20人、
▽白山市が3か所で393人、
▽能美市が2か所で17人
▽野々市市が2か所で97人、
▽津幡町が1か所で28人、
▽内灘町が3か所で115人、
▽志賀町が37か所で1010人、
▽宝達志水町が1か所で24人、
▽中能登町が2か所で44人、
▽穴水町が39か所で1656人、
▽能登町が56か所で1461人となっています。
県は、被災者を対象に旅館やホテルなど、「2次避難所」への受け入れを進めています。
▽金沢市や加賀市などにある旅館やホテル、あわせて84か所の2次避難所には、2075人が避難しているほか、▽被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」である金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」と「石川県産業展示館」、それに小松市の「小松市総合体育館」には、あわせて305人が避難しています。
住宅被害 少なくとも2万9896棟に(19日午後2時)
石川県によりますと、19日午後2時時点で県内では能登地方を中心に少なくとも2万9896棟の住宅で被害が確認されたということです。
自治体別にみますと、
▽金沢市で全壊、半壊、一部破損があわせて3034棟、
▽七尾市で全壊、半壊、一部破損があわせて7949棟、
▽小松市で、半壊が20棟、一部破損が1268棟、
▽加賀市で全壊が5棟、半壊が17棟、一部破損が889棟、
▽羽咋市で全壊、半壊、一部破損があわせて1465棟、
▽かほく市で全壊、半壊、一部破損があわせて869棟、
▽白山市で一部破損が108棟、
▽能美市で半壊が1棟、一部破損が364棟、
▽野々市市で一部破損が15棟、
▽川北町で一部破損が3棟、
▽津幡町で全壊、半壊、一部破損があわせて922棟、
▽内灘町で全壊、半壊、一部破損があわせて1212棟、
▽志賀町で全壊、半壊、一部破損があわせて3443棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
▽宝達志水町で全壊、半壊、一部破損があわせて606棟、
▽中能登町では全壊、半壊、一部破損があわせて1695棟、
▽穴水町では全壊、半壊、一部破損があわせて1000棟、
▽能登町ではで、全壊、半壊、一部破損があわせて5000棟となっています。
▽輪島市と▽珠洲市では多数の住宅に被害が出ていて、詳しい状況は把握できていないとしていますが、珠洲市については、泉谷市長が18日、オンラインの会議で政府と意見を交わした際、住宅の被害について、市内のおよそ6000世帯のうち全壊が5割にのぼるという見通しを示しています。
停電 約7200戸(19日午後5時)
北陸電力送配電によりますと、今回の地震の影響で、石川県の能登地方では19日午後5時の時点でおよそ7200戸が停電しています。
自治体別では、
▽輪島市でおよそ4600戸、
▽珠洲市でおよそ2200戸、
▽能登町でおよそ300戸、
▽穴水町でおよそ80戸、
▽志賀町でおよそ20戸、
▽七尾市でおよそ10戸となっています。
8市町 約4万9990戸で断水続く(19日午後2時)
石川県によりますと、19日午後2時の時点で、8つの市と町のあわせておよそ4万9990戸で、断水が続いているということです。
【ほぼ全域で断水】
▽輪島市のおよそ1万戸
▽珠洲市のおよそ4800戸
▽穴水町のおよそ3200戸
▽能登町のおよそ5900戸
▽七尾市のおよそ1万7800戸
▽志賀町のおよそ7000戸
【一部の地域で断水】
▽羽咋市のおよそ440戸
▽内灘町のおよそ850戸
《富山県》
氷見市と高岡市で45人が避難
富山県内では19日時点で、氷見市28人と高岡市17人あわせて45人が避難生活を余儀なくされています。
【県外犠牲者】
今回の地震では、石川県輪島市に帰省していた富山市の中学1年の男子生徒と石川県珠洲市に帰省していた富山市の30代の女性が、住宅の倒壊に巻き込まれて亡くなりました。
【県内けが人】
また県によりますと、県内では47人がけがをして、このうち3人が重傷です。
市町村別では、
▽富山市で18人、
▽氷見市で9人、
▽黒部市で5人、
▽射水市で4人、
▽高岡市で3人、
▽朝日町で3人、
▽魚津市で2人、
▽小矢部市で2人、
▽砺波市が1人です。
住宅被害は4100棟に
住宅への被害は19日午後1時の時点で氷見市で38棟が全半壊、高岡市で68棟が半壊となるなどあわせて4100棟で被害が確認され、18日より180棟増えました。
市町村別では
▽高岡市で1136棟、
▽射水市で1068棟、
▽小矢部市で703棟、
▽富山市で621棟、
▽氷見市で205棟、
▽朝日町で70棟、
▽滑川市で65棟、
▽砺波市で49棟、
▽黒部市で48棟、
▽上市町で43棟、
▽入善町で32棟、
▽南砺市で28棟、
▽魚津市で18棟、
▽立山町で14棟で
県内15の市町村のうち舟橋村を除く14の市と町で被害が確認されています。
断水 470戸
また氷見市では18日、17日ぶりに断水が解消されましたが、19日午後1時の時点で、470戸で生活用水としては利用できるものの飲むことはできない状態となっています。
《新潟県》
住宅被害 5884棟に
新潟県などによりますと、今回の地震で県内では49人がけがをし、新潟市内の小学校に通う児童1人が帰省先の石川県内で被災し、亡くなりました。
19日までに県内で被害が確認された住宅は、新潟市を中心に18日から544棟増えて5884棟となっています。
内訳は、全壊が37棟、半壊が887棟、一部破損が4946棟、津波による被害は、床下浸水が14棟です。
一方、新潟市では「り災証明書」の交付のための調査の申請は、19日までに9194件にのぼっています。
《福井県・岐阜県》
各県でけが人が確認されています。
けがをした人は少なくとも▽福井県で6人、▽岐阜県で1人となっています。