石川 小松総合体育館に「1.5次避難所」一時的な受け入れ先に

避難生活が長期化するなか、より安全な場所に移ってもらう「2次避難」に向け、被災した人の一時的な受け入れ先となる「1.5次避難所」が18日、石川県小松市に新たに設けられました。

石川県内で3か所目の「1.5次避難所」が新たに開設されたのは、小松市の「小松総合体育館」です。

石川県は、災害関連死を防ぐため、被災した人に旅館やホテルといったより安全な場所に移ってもらう「2次避難」を進めていますが、場所が決まるまでの間は、「1.5次避難所」で一時的に受け入れることにしています。

小松市に新たに設けられた避難所は、能登空港から小松空港に自衛隊機で移動してもらう避難者の受け入れを主に想定しています。

施設内には、テントが100個用意され、段ボールベッドと毛布が備えられていて、近くのホテルの大浴場の利用も可能だということです。

また、避難所には当面、医師や看護師、作業療法士などが常駐するほか、2次避難所の申し込みを受け付ける事務局もあります。

県はこれまで、金沢市内の「いしかわ総合スポーツセンター」と「産業展示館2号館」に1.5次避難所を開設していて、18日の開設であわせて910人を受け入れることができるということです。

石川県県民文化スポーツ部の北川博勝次長は「避難者に寄り添って話をうかがいながら、しっかりとした2次避難所のマッチングができるようにしたい」と話していました。