ダイハツ 認証取得の不正問題 2車種についてリコールを検討

自動車メーカーの「ダイハツ工業」は、国の認証取得の不正問題で基準に適合しない可能性がある2車種について、リコールを検討していることを明らかにしました。

ダイハツ工業は国の認証取得の不正問題を受けた社内調査で、軽自動車の
▽「キャスト」と
▽トヨタ自動車ブランドの「ピクシスジョイ」の合わせて2車種について、
車の側面が衝突した時にドアがロックされてしまう可能性があることが明らかになっていました。

これまで、会社はリコールの可能性を示していましたが、17日、この2車種について、リコールの届け出を検討していることを明らかにしました。

この2車種をめぐっては、国土交通省も会社に対し、リコールが必要な場合、速やかに届け出るよう指導しています。

会社によりますと、2車種の生産台数は累計でおよそ32万台で、対象となるグレードや生産時期などを含め、具体的な検討を進めているとしています。

また、国土交通省によるこれまでの立ち入り検査で、試験車両に不適切な加工を行うなど、新たに14件の不正行為が確認されました。

この14件についてダイハツは、安全性能や環境性能が基準を満たしていることは確認しているとしています。

ダイハツの不正問題をめぐっては国土交通省が16日、道路運送車両法に基づく是正命令を出し、今後、1か月以内に再発防止策を報告するよう求めています。