新千歳空港 旅客機接触 損傷した双方の機体が移動 北海道

16日、北海道にある新千歳空港の駐機場で、大韓航空の旅客機がキャセイパシフィック航空の旅客機に接触したトラブルで、損傷した双方の機体は17日朝までに現場から離れた場所に移されました。大韓航空は当時、機体を押して移動させていた車両が雪でスリップしたと説明していて、航空会社などは機体の状況を確認することにしています。

16日午後5時半ごろ、新千歳空港の駐機場で、ソウルに向かう予定だった大韓航空の766便が、香港から到着して隣に駐機していたキャセイパシフィック航空の機体に接触し、双方の主翼や水平尾翼などの一部が損傷しました。

けが人はいませんでした。

航空会社の担当者などによる現場の確認などが行われ、双方の機体は17日午前2時ごろに現場から離れた場所に移されました。

大韓航空によりますと、大韓航空の機体は当時、駐機場を出て滑走路に向かうため日本航空の子会社のトーイングカーと呼ばれる車両に押されて後ろ向きに移動していたということで、「トーイングカーが雪でスリップした」などと説明しています。

キャセイパシフィック航空は17日、香港の本社から調査の担当者を新千歳空港に派遣する予定で、航空会社などは機体の状況を確認することにしています。