日米韓3か国が共同訓練 “北朝鮮の核・ミサイル脅威を抑止”

韓国軍は、アメリカの原子力空母が参加して日米韓3か国による共同訓練を実施したと発表しました。北朝鮮による核・ミサイルの脅威を抑止し、対応能力を向上させるとしています。

韓国軍の合同参謀本部によりますと訓練は17日までの3日間、韓国南部・チェジュ(済州)島南方の公海上で実施されました。

アメリカの原子力空母「カール・ビンソン」のほか、海上自衛隊と韓国海軍の艦船合わせて9隻が参加し、空母には訓練初日に、韓国軍の制服組トップであるキム・ミョンス(金明秀)合同参謀本部議長が激励に訪れました。

日米韓3か国が共同訓練を計画的に行うため、複数年にわたる訓練計画を先月策定したとしていて、北朝鮮による核・ミサイルの脅威を抑止し、対応能力を向上させるとしています。

一方、北朝鮮をめぐっては17日、韓国政府が新たに独自制裁の対象を指定したと発表しました。

韓国外務省によりますと、対象に指定されたのは、国連安全保障理事会の決議に反し、北朝鮮が海上で船から船へ積み荷を移す「瀬取り」に関与したなどとする船舶11隻と個人2人、それに3つの団体です。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権による独自制裁の発表はこれで15回目です。