能登半島地震被災地 17日夜遅くから雨のところも 土砂災害注意

最大震度7を観測した能登半島では、前線の影響で17日夜遅くからは雨が降るところがある見込みです。地震の揺れで地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり、気象庁は注意を呼びかけています。

被災地は17日夜から雨 土砂災害に注意

17日夜以降は西から前線が近づき、暖かく湿った空気が流れ込むため、これから18日夜にかけて、西日本から東北の日本海側を中心に雨が降る見込みです。

特に能登半島地震の被災地では、地震の揺れやこれまでの雨で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり、気象庁は注意を呼びかけています。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

引き続き、低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、寒さを感じるときには毛布などで体を暖めたり、定期的に体を動かしたりするなど、体温が下がらないよう対策を心がけてください。

16日も震度5弱 地震活動活発

気象庁によりますと、能登地方やその周辺を震源とする地震は徐々に減少しているものの、地震活動が活発な状態が続いていて、16日も石川県志賀町で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。

震度1以上の揺れを観測した地震は17日午後4時までに1434回にのぼり、気象庁は今後2、3週間ほどは最大震度5強程度か、それ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。