自民 安倍派 19日にも議員総会開催で調整 派閥改革議論の中

政治資金パーティーをめぐる問題を受けて自民党の派閥改革が議論される中、最大派閥の安倍派は、19日にも議員総会を開く方向で調整に入りました。派内では、中堅・若手を中心に幹部の辞任や派閥の解散を求める意見が出ていて、今後の対応について協議が行われる見通しです。

自民党は16日、すべての所属議員を対象に「政治刷新本部」の会合を開き、派閥について、国民から疑念を持たれているなどとして解消すべきだという意見が出された一方、人材育成などの観点から必要だという指摘が出されました。

本部は17日、法律や会計の専門家など外部の有識者から意見を聴き、中間的なとりまとめに向けた議論を続けることにしています。

こうした中、派閥事務所が検察の捜索を受け、所属議員が逮捕された最大派閥の安倍派は、検察の捜査の進ちょくも見ながら、19日にも議員総会を開く方向で調整に入りました。

総会が開かれるのは、強制捜査を受けて以降初めてで、座長を務める塩谷 元文部科学大臣ら幹部が、これまでの経緯や、派閥と所属議員側の収支報告書を訂正する方針を説明するものとみられます。

派内では、中堅・若手を中心に、幹部の辞任や派閥の解散を求める意見が出ています。

また、幹部の間でも派閥の分裂は避けられないという見方が出ていて、総会では、今後の対応について協議が行われる見通しです。