タイ大使館 能登半島地震の被災地に支援物資送る

能登半島地震の被災地に向けて、タイ大使館は16日、食料品や薬などおよそ2000キロの支援物資を送りました。

東京のタイ大使館は、都内の輸入業者などと協力して、ココナツウォーター2400本やタイのカップめん1200個、タイ米のレトルト食品、それに薬やトイレットペーパーなど合わせて2000キロ分をトラックに積み込み、石川県に向けて送りました。

タイ大使館によりますと、現在、石川県内には1000人以上のタイ人が暮らしていて、七尾市で被災したタイの人たちから「水が手に入らない」という声が寄せられたということです。

市内では、水の提供が行われていたということですが、日本語による情報がほとんどでタイの人たちは、いつどこに行けば水を受け取れるのかが分からなかったということです。

発送された物資は、17日に現地で外国人の支援をしているNPOなどを通じて避難生活を送っている人たちに届けられるということです。

プラーンティップ・ガーンジャナハッタキット臨時代理大使は「今回の被害に非常に心を痛めている。タイと日本の友好の証として被災地のタイ人だけでなく、同じように厳しい環境に置かれている日本人や外国人にも役立ててもらいたい」と話していました。