石川 志賀町で震度5弱の地震 津波の心配なし

16日午後6時42分ごろ石川県で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

各地の震度は震度5弱が石川県志賀町で、震度4が石川県輪島市でした。

また、震度3が石川県の七尾市、中能登町、穴水町、能登町、かほく市でした。

このほか震度2から1の揺れを石川県と富山県、福井県、岐阜県、滋賀県、新潟県、長野県で観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は石川県能登地方で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.8と推定されています。

石川県内の警察 自治体「被害の情報なし」

石川県内の警察や自治体によりますと午後7時時点で震度5弱の揺れを観測した志賀町、震度4の揺れを観測した輪島市、それに震度3の揺れを観測した5つの市と町では被害の情報はないということです。警察などではさらに確認を進めています。

志賀原発 新たな異常確認されず

先ほどの地震で震度5弱の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原子力発電所は、1号機、2号機ともに長期間運転を停止していますが、北陸電力によりますと、これまでのところこの地震による新たな異常は確認されていないということです。

また、原発周辺の放射線量を測るモニタリングポストの値にも変化はないということです。

志賀原発では、今月1日の地震の影響で変圧器が壊れ、現在も、外部から電気を受ける系統の一部が使えなくなっています。

北陸電力は、ほかの系統から電気を受けているほか、非常用ディーゼル発電機もあることから安全上重要な機器の電源は確保されているとしています。