米大統領選 共和党 起業家のラマスワミ氏が撤退を表明

アメリカ大統領選挙に向けて野党 共和党から立候補を表明していた起業家のラマスワミ氏が、中西部アイオワ州で行われた党員集会の結果を受けて、選挙戦から撤退すると表明しました。

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて、共和党の候補者選びの初戦、中西部アイオワ州の党員集会が15日に行われ、起業家のラマスワミ氏は4位となりました。

この結果を受けてラマスワミ氏は集会を開き、「この瞬間をもって選挙活動をやめる」と述べて、選挙戦から撤退すると表明しました。

そして、「トランプ氏に電話をかけて、勝利を祝福すると伝えた。今後、彼は私の全面的な支持を得ることになる」と述べました。

インド系アメリカ人で、バイオテクノロジー企業を設立するなどして富を築いたラマスワミ氏は、去年2月に大統領選挙への挑戦を表明し、トランプ前大統領が掲げる「アメリカ第一主義」を、さらに推進することなどを訴えました。

政治経験はないものの去年夏ごろには党内の支持率で一時、3番手に浮上するなど注目されましたが、その後、支持が伸び悩んでいました。