総務省消防庁によりますと、能登半島地震で断水が続いている地域では消火栓が使えないうえ、水をためておく防火水槽は破損しているおそれがあるほか、防火水槽の水だけでは足りない可能性があるということです。
このため、全国の消防から派遣されている緊急消防援助隊が中心となって、16日から学校のプールを防火水槽として利用するための作業を始めました。
輪島市の中心部にある河井小学校では、消防車5台がかわるがわるプールに水を補給していました。
これらの水は被害を免れた市内の浄水場から調達したということです。
総務省消防庁は「消火能力を保つために一定の効果が期待できるので、プールに限らず水をためられる場所を確保していきたい」と話しています。
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地震で断水続く地域 消防が学校のプールを防火水槽として活用
今回の能登半島地震で断水が続いている地域では消火活動用の水が不足していて消防が学校のプールを防火水槽として活用するための作業を進めています。