七尾 集団感染防止に向け 1か所の集会所を感染者専用避難所に

避難所での新型コロナウイルスなどの集団感染を防ごうと、石川県七尾市は15日から、市内の1か所の集会所を感染した人専用の避難所にする対策を始めました。

七尾市では、避難所で新型コロナやインフルエンザに感染した人が出た場合、部屋を分けるなどして感染拡大の防止に取り組んできましたが、スペースが狭い避難所では対策が難しくなっていました。

そこで市は15日から、市内の1か所の集会所を、感染した人専用の避難所にする対策を始めました。

市によりますと、この集会所の受け入れ人数は最大20人で、看護師2人と市の職員1人が24時間体制で常駐して対応にあたるということです。

市内の各避難所で新型コロナやインフルエンザに感染した人は、これまでに合わせて47人になっていて、今回の集会所には、15日時点で、新型コロナに感染した1人が滞在しているということです。

市健康福祉部の担当者は「対策を徹底して集団感染を防いでいきたい」と話しています。