ソフトバンク 和田毅が自主トレ公開「開幕に合わせたい」

プロ野球で「松坂世代」最後の現役選手となっているソフトバンクの和田毅投手が長崎市での自主トレーニングを公開し「しっかりトレーニングはできている。開幕に合わせたい」と意気込みを話しました。

来月43歳を迎える和田投手は、パ・リーグ最年長の選手で、昨シーズンはチームで2番目に多い8勝をあげました。

15日は、阪神の大竹耕太郎投手など15人の選手とともに長崎市での自主トレーニングを公開しました。

体幹トレーニングなどで2時間ほど汗を流したあと、練習拠点としている球場の近くにある神社に移動して180メートルの急な坂道を8回駆け上がりました。

和田投手は、トレーニングのあと取材に応じ、年末に左足、今回の自主トレーニング中に左脇の張りを感じたことを明かしたうえで「正直、状態はよくないがしっかりトレーニングはできている。キャンプインのときにはいい状態にできると思う」と話しました。

小久保裕紀監督が、開幕からの先発ローテーション入りを明言したことについては「ありがたいが、『任せたからな』という愛情のある厳しさだと受け取っている。開幕に合わせたい」と決意を示しました。

そして、先発で20試合登板を今シーズンの目標に掲げ「小久保さんを胴上げできるよう頑張っていきたい。しっかり準備をしていく」と意気込みました。

また、和田投手は、フリーエージェントの権利を行使して西武からソフトバンクに移籍した山川穂高選手の人的補償として、一部の報道で自身の名前があがったことについて「触れたくないし、考えたくないという思いだ。ファンからもメッセージをもらったので、自分ができることはチームのために一生懸命投げることだけで、準備をしっかりとする。そういう気持ちだ」と話しました。