共産 志位委員長 党大会で“野党共闘進め、衆院選で議席増を”

共産党の党大会が始まり、志位委員長は「自民党政治を終わらせることが求められている」として、野党共闘を進め、次の衆議院選挙で議席の増加を目指す考えを強調しました。党大会では新たな執行部人事で志位氏が続投するかどうかなどが焦点となります。

共産党の党大会は、4年ぶりに15日から静岡県熱海市の党の施設で始まり、地方組織の代表者などおよそ800人が参加しました。

志位委員長は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題などを受けて「岸田政権は末期的な状況に追い詰められており、自民党政治そのものを終わらせることが強く求められている」と述べました。

そのうえで「日本の政治を変える道は、共闘しかない」と述べ、野党共闘を進め、次の衆議院選挙で議席の増加を目指す考えを強調しました。

また、志位氏は「経験を積んだベテランの幹部とともに、将来性のある若い幹部や女性が力を発揮できる新しい中央委員会を選出することも大会の重要な任務だ」と述べました。

このあと、田村政策委員長が今後の活動方針となる決議案について報告しました。

党大会では、決議案をめぐって討論が行われたあと、最終日の18日には新たな執行部人事が発表される予定で、20年以上務める志位委員長が続投するかどうかや、女性や若手の登用が進むのかが焦点となります。