岸田首相 “中小企業の賃上げや投資拡大が重要” 経営者と対話

岸田総理大臣は、中小企業の経営者らと車座で対話し、デフレ脱却に向けて中小企業の賃上げや投資の拡大が重要だとして協力を呼びかけるとともに、政府として企業の取り組みを後押ししていく考えを伝えました。

岸田総理大臣は15日、食品や金属加工などを手がける中小企業の経営者らを総理大臣官邸に招き、賃上げや災害対応をテーマに車座で対話しました。

この中で岸田総理大臣は「苦しかったコロナ禍を乗り越え、経済全体は好転していると認識しており、ことしは30年続いたデフレマインドを脱却するまさに正念場だ」と述べました。

そのうえで「中小企業が人手不足や物価高といった課題を乗り越え、投資や賃上げを広げてもらうことが何よりも日本の経済にとって大事だ」と述べ、賃上げや投資の拡大に向けて協力を呼びかけるとともに、政府としても取り組みを後押ししていく考えを伝えました。

このほか、岸田総理大臣は、今回の能登半島地震で多くの中小企業が被災したことを踏まえ、資金繰りや雇用の維持などを支援していく考えを重ねて示しました。