能登半島地震で土砂崩れ 国道8号 復旧見通し立たず 新潟 上越

今月1日の能登半島地震で土砂崩れが発生した新潟県上越市の国道8号では、現在も一部区間で通行止めが続いていて、復旧の見通しは立っていないということです。

能登半島地震の影響で、上越市茶屋ヶ原の国道8号では、のり面からおよそ1万6000立方メートルの土砂が流出し、15日も一部区間で通行止めが続いています。

道路を管理する高田河川国道事務所が復旧作業にあたっていますが、今月9日に佐渡付近で発生した地震の影響で新たな土砂崩れの兆候が見つかったほか、雪の影響で工事が一時中断されるなど作業は難航していて、現在も復旧の見通しは立っていないということです。

高田河川国道事務所は「二次災害が起きないよう注意を払いながら、1日も早い復旧に向け、鋭意作業にあたります」とコメントしています。

国と東日本高速道路は、国道8号が通行止めとなっている間は並走する高速道路の一部区間を無料で通行できる対応を継続するということです。