ビッグモーター店舗前で枯れた街路樹の植え替え作業 東京都

中古車販売会社「ビッグモーター」の各地の店舗前で街路樹が枯れていた問題で、東京都は、除草剤の成分が検出された店舗前の街路樹を植え替える作業を始めました。

東京都が去年8月に行った調査で、都内にある都道沿いの「ビッグモーター」14店舗のうち9つの店舗で除草剤の成分が検出されていて、都の納付命令のあと、会社は、原状回復費用などおよそ1600万円を納付しました。

これを受けて東京都は、15日から店舗前の街路樹を植え替える作業を始め、世田谷区にある「環八世田谷店」前で造園業者が60本ほどの低木を植え替える作業を行いました。

造園業者の人たちは、枯れている木をシャベルで撤去したあと、土を入れ替えて低木を植えていました。

都は、除草剤の成分が検出された残りの8か所についても植え替えなどを行い、来月末までに終えたいとしています。

東京都公園緑地部の坂下智宏計画課長は「街路樹は、都民の方々にも親しまれている大事な緑なので、復旧作業ができたことは都としてもよかったと思ってる。植え替えを行った街路樹をしっかりと育てていきたい」と話していました。