関東など広範囲で「火球」観測 SNSには“爆発音”投稿も相次ぐ

流れ星の中でも特に明るく輝く「火球」と呼ばれる現象が、15日朝に関東などの広い範囲で観測されました。

天文が専門で神奈川県の平塚市博物館の学芸員、藤井大地さんによりますと、15日午前6時55分ごろ、平塚市の自宅と静岡県富士市に設置しているカメラで火球が流れる様子を撮影したということです。

いずれの映像にも、夜明けの明るくなった北の空に明るい火の玉のようなものが現れ、数秒間にわたって流れ落ちる様子が映っています。

藤井さんによりますと、火球は神奈川県の上空の方角から長野県の方角に進んだとみられるということです。

また、SNS上では同じ時間帯に関東地方を中心に、火の玉のようなものを見たという投稿や爆発音を聞いたという投稿が相次ぎました。

藤井さんは「明るくなった空に明るい火球が流れていて驚いた。これだけの明るさがあるということは、直径が数十センチ位の大きさの可能性もあり、珍しい。衝撃波があったという話もあるので、落下した可能性もある」と話していました。