網走湖では毎年、湖面の氷が厚くなる1月から3月までワカサギの氷下漁が行われ、道内でも有数の水揚げを誇ります。
14日の網走市は午前中マイナス10度を下回るなど冷え込みましたが、漁業者たちは湖畔からスノーモービルに乗って、網を仕掛けたそれぞれの場所に向かいました。
そして、20センチほどの厚みの氷に開けた穴から網を機械で巻き取ると、銀色に輝く体長10センチほどのワカサギが次々と引きあげられました。
西網走漁業協同組合によりますと、去年は極端な不漁で、資源保護のため解禁からおよそ半月で漁を打ち切り、シーズンで合わせて4.4トンの水揚げしかありませんでしたが、14日は一日で1.2トン余りが水揚げされたということで、3月までの漁期の間に40トンを目安に漁を行いたいとしています。
西網走漁協の金野誠治理事は「比較的大きめのワカサギが多くとれました。天ぷらやフライなどいろいろな食べ方で味わってほしいです」と話していました。
この時期のワカサギは脂のりがよいということで、地元でつくだ煮などに加工されるほか、道内各地に出荷されるということです。
北海道 網走湖 氷の下に網仕掛けワカサギとる「氷下漁」始まる
北海道のオホーツク海側の網走湖で、湖に張った氷の下に網を仕掛けてワカサギをとる「氷下漁(こおりしたりょう)」が、14日から始まりました。