共産 きょうから4年ぶり党大会 志位委員長の続投など焦点に

共産党は15日から、4年ぶりとなる党大会を開き、次の衆議院選挙で議席の増加を目指すことなどを盛り込んだ決議案について討論します。最終日の18日には新たな執行部人事が発表される予定で、20年以上務める志位委員長が続投するかどうかなどが焦点となります。

共産党は15日から4日間の日程で、4年ぶりに党大会を、静岡県熱海市にある党の施設で開きます。

初日の15日は、志位委員長があいさつしたあと、田村政策委員長が、次の衆議院選挙では比例代表で躍進することを軸に据えて議席の増加を目指すとともに、野党共闘の再構築のため可能な努力を行うなどとした決議案について報告し、討論が行われます。

そのうえで、最終日の18日には新たな執行部人事が発表される予定です。

共産党では、志位氏が2000年から委員長を務める一方、前回の党大会では政策委員長に女性として初めて田村氏が起用されるなどしました。

そして、今回示される決議案には、女性幹部の抜てきなどジェンダー平等の実現にさらに取り組むことや、若い世代の役員の比率を高めるため努力することなどが明記されています。

このため、新たな執行部人事で、志位委員長が続投するかどうかや、女性や若手の登用が進むのかどうかが焦点となります。