この催しは神戸市などが開き、神戸市役所に設けられた会場には、寒い冬での避難を体験してもらおうと、屋外に仮設の避難所が設けられました。
避難所には、コンクリートの上にブルーシートと毛布を敷いた1畳ほどのスペースを段ボールで仕切ったコーナーや、段ボール製のベッドなどが置かれ、参加者は実際に横たわりながら、寒さを体験していました。
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阪神・淡路大震災からまもなく29年 “冬の避難所”を体験 神戸
阪神・淡路大震災からまもなく29年となるのを前に、冬の避難所の厳しさなどを体験し、災害への準備に役立ててもらおうという催しが、神戸市で開かれました。
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また、防災用品の1つであるアルミの薄いシートを使って体を覆い、風を防いだり暖かさを保ったりする効果を確かめていました。
小学生の息子と加古川市から訪れた男性は「冬の避難所で寝泊まりするのはとても厳しいと感じた。これを機に自宅の防災対策を見直したい」と話していました。
このほか別の会場では新聞紙を折ってスリッパを作る方法が紹介され、訪れた人たちができたスリッパの履き心地を早速試していました。
神戸市危機管理室の高槻麻帆係長は「能登半島地震の発生もあり、一人ひとりの備えの大切さが改めて浮き彫りになった。家族で防災について話し合うきっかけにしてほしい」と話していました。