富山 氷見の温泉施設が営業再開 「1週間ぶりの風呂」喜びの声

能登半島地震で被害を受けて営業を休止していた富山県氷見市の温泉施設が営業を再開し、被災者などの利用客からは喜びの声があがっています。

営業を再開したのは氷見漁港の近くにある観光施設、「ひみ番屋街」に隣接する温泉施設「氷見温泉郷 総湯」です。この施設は断水や設備の故障で地震直後から休業していましたが、水道の復旧などを受けて、13日から営業を再開しました。

営業再開から一日たった14日は、待ちわびていた多くの人でにぎわっていて、隣接する石川県七尾市からも被災者など多くの人が訪れて疲れを癒やしていました。

この施設では地震の被災者を支援するため、1月19日まで
▽避難生活をしている人や
▽災害ボランティアの登録者
それに、
▽小学生以下は、無料で利用できることにしています。

七尾市から訪れた70代の男性は「1週間ぶりの風呂だったのでとても気持ちよかった。無償でお風呂に入れてもらえるのは大変助かります」と話していました。

支配人の櫻打俊也さんは「休業している間もたくさんの問い合わせがあったので、再開できてうれしく思います。できるだけ多くの人に利用してもらいたい」と話していました。