液状化被害の富山 野球部員が側溝の土砂かき出すボランティア

能登半島地震から15日で2週間です。震度5強の揺れを観測した富山県高岡市では地元の高校の野球部員などが、側溝にたまった土砂をかき出すボランティア活動を行いました。

高岡市では今月5日からボランティアを受け入れていて、14日は地元のボランティアのほか高岡商業野球部の部員や監督など40人が参加しました。

高岡市の横田地区の住宅街で午前9時すぎから行われた活動では、液状化の影響で側溝にたまった土砂を、スコップを使いかき出し土のう袋に入れていました。

富山県内では14日朝は各地で0度を下回る気温になっていますが、野球部の部員たちは厳しい冷え込みのなか地域のために活動しました。

地元の70代の男性は「自分たちだけでは作業が進まないので、手伝ってもらえてとてもありがたいです」と話していました。

高岡商業野球部のキャプテン鞍本琥珀さんは「ふだん地域の人に支えてもらっているので、自分たちにできることを手伝っていきたい」と話していました。