台湾総統選 当選の頼氏 日本の窓口機関トップや国会議員と会談

13日に投票が行われた台湾の総統選挙で当選した与党・民進党の頼清徳氏は14日朝、日本の窓口機関のトップや国会議員と相次いで会談しました。
頼氏が、当選から一夜明けてすぐに日本の代表と会ったことは対日関係重視の姿勢のあらわれと言えそうです。

台湾総統選挙は13日に投票が行われ、即日開票の結果、与党・民進党の頼清徳氏が、投票総数の40%の票を得て野党の2人の候補者を破り、当選しました。

頼氏は14日朝、台北市内の民進党本部で、日本の台湾に対する窓口機関「日本台湾交流協会」のトップの大橋光夫会長と会談しました。

この中で頼氏は、能登半島地震で亡くなった人への哀悼と被災者へのお見舞いの気持ちを伝え、大橋会長は、台湾の人たちの思いやりに感謝しました。

そして頼氏が「日本は台湾にとって非常に緊密な民主主義のパートナーだ」と述べたのに対し、大橋会長は「日本の人たちは日台関係の重要性を理解している」と応じ、協力関係をさらに引き上げたいという考えで一致しました。

頼氏はこのあと、日本と台湾の交流を進める超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の会長を務める自民党の古屋・元国家公安委員長と会談し経済や文化の交流がさらに深まることに期待を示しました。

頼氏が、当選から一夜明けてすぐに日本の代表と会ったことは、対日関係重視の姿勢のあらわれと言えそうです。