気象・災害

被災地は再び雨雪の見込み 北~東日本で大雪も 土砂災害に警戒

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では、これから再び雨や雪が降る見込みで、16日にかけて北日本から東日本の広い範囲で大雪となるおそれがあります。
雪による交通への影響のほか、揺れで地盤が緩んでいる地域では土砂災害に警戒が必要です。

気象庁によりますと、石川県では14日の日中は天気が回復して気温も上がりましたが、15日から16日にかけては、再び冬型の気圧配置が強まる見込みです。

このため、16日にかけて北日本から東日本では雪を伴って非常に強い風が吹き、海上では大しけとなる見込みです。

15日の最大風速は、
▽北海道で23メートル、
▽新潟県で20メートル、
▽東北で18メートル、
最大瞬間風速は、30メートルから35メートルと予想されています。

また上空には強い寒気が流れ込むため、北陸では14日夜から雨が降り始め、その後、次第に雪に変わり、16日にかけて北日本や東日本では大雪となるところがある見込みです。

15日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、
▽新潟県と東北で50センチ、
▽石川県の山地と北海道で40センチ、
▽関東甲信と北陸で30センチ、
▽石川県の平地で15センチと予想されています。

その後、16日夕方までの24時間には、
▽新潟県と関東甲信で60センチから80センチ、
▽北陸と東北で50センチから70センチ、
▽北海道で40センチから60センチ、
▽石川県の山地で30センチから50センチ、
▽石川県の平地で20センチから40センチの雪が降る見込みです。

猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響、暴風、高波のほか、被災地では揺れによってふだんよりも少ない雨でも斜面が崩れやすくなっているおそれがあり土砂災害にも警戒が必要です。

また、地震の揺れで損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあるため家が傾くなどふだんと変わった様子がないか注意するようにしてください。

朝は厳しい冷え込みに

寒気の影響で、被災地は15日も厳しい冷え込みになる見込みで、朝の最低気温は石川県輪島市で0度、金沢市で2度などと予想されています。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人もいます。特に、低体温症に注意して家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖かくして定期的に体を動かすなど対策を心がけてください。

地震活動 活発な状態続く

能登地方やその周辺を震源とする地震活動は活発な状態が続いていて、時折、強い揺れを伴う地震が発生しています。震度1以上の揺れを観測した地震は、14日午後4時までに1387回にのぼっています。

気象庁は、今後1か月ほどは最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。

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