防衛省から大型フェリー派遣 被災者14日から利用へ 石川 七尾

石川県七尾市の港に入浴や宿泊ができる大型のフェリーが防衛省から派遣され、被災した人たちが14日から利用できることになりました。

防衛省は大規模災害などの際に自衛隊が必要な物資や部隊を運べるよう、大型のフェリー2隻を優先的に使用できる契約を民間企業と交わしています。

防衛省によりますと、今回の地震を受けて2隻のフェリーを13日、七尾市の港に派遣し、このうち1隻は、14日から、被災者が休養の場所として利用できるということです。

船内では食事や入浴が無料で提供されるほか、1泊まで宿泊することも可能で、1日に200人から300人ほどが利用できる予定だということです。

石川県によりますと、県の職員が七尾市内の避難所を巡回して周知や利用希望の確認を行っていて、ほかの自治体の被災者に利用を広げていくことも検討しているということです。

また、もう1隻のフェリーについては、被災地の支援にあたる国や自治体職員の活動拠点として14日から活用するということです。