都道府県対抗 全国女子駅伝の開会式 新春の京都でたすきつなぐ

新春の京都で女性ランナーがたすきをつなぐ、都道府県対抗の全国女子駅伝が14日行われるのを前に開会式が行われました。

開会式は13日午後から京都市体育館で行われ、47の代表チームのキャプテンが都道府県の旗を持って入場しました。

式では能登半島地震の犠牲者に黙とうがささげられました。

その後、去年優勝した大阪の選手たちが優勝杯を返還しました。

そして、佐賀のキャプテン、山口遥 選手が「私たちに何ができるか自問自答する日々が続きますが、走る姿で何かを感じてもらえたらと思います。1本のたすきをつなぎ、熱い思いを伝えることを誓います」などと力強く宣誓しました。

42回目を迎える都道府県対抗の全国女子駅伝は、京都市内をめぐるマラソンと同じ距離のコースで争われ、中学生から社会人までの9人のランナーでたすきをつなぎます。

最多18回の優勝を誇る地元、京都のほか、実力のある選手をそろえた兵庫や宮城、それに東京を中心とした激しい優勝争いが見込まれています。

また、ことし夏のパリオリンピックのマラソン代表に内定している鈴木優花 選手が秋田のアンカーとして、去年、女子5000メートルで日本新記録をマークし、世界選手権では8位に入賞した兵庫の田中希実 選手が2区を走り、新年最初のレースに臨みます。

一方、この大会の組織委員会は、アスリートの盗撮被害などが深刻な問題となっているとして、選手に対する迷惑な撮影や写真や動画の悪用をしないよう呼びかけています。