石川 志賀町 ほぼ全域で断水 各地から職員派遣受け復旧作業

今回の地震で震度7を観測した石川県志賀町ではほぼ全域で断水が続いていて、町は各地の自治体から職員の派遣を受けて復旧作業に当たっています。

志賀町では地震から10日余りがたった今もほぼ全域に当たるおよそ8800戸で断水が続いています。

町によりますと、浄水場や配水池にも被害が及んでいて、水の供給が難しくなっているうえ、職員が給水の業務などに追われているため、なかなか復旧作業が進まないということです。

こうした中、町は東京都と横浜市から復旧作業にあたる職員の派遣を受けて、急ピッチで作業を進めています。

このうち、横浜市からはおよそ10人の職員が派遣されていて、13日は水道管の破損状況を調べるため工事業者とともに実際に水を通して、水が漏れずに正常に流れるかどうか確認していました。

作業を行った横浜市水道局の福士英二 設計係長は「被害の全容が分からず復旧時期は未定ですが、一日も早く安心安全な水を届けられるように頑張りたいです」と話していました。

また、志賀町の山内勉 上下水道室長は「志賀町の職員だけで対応することは不可能なので、迅速な応援をもらうことができ助かっています」と話していました。