大学入学共通テスト始まる 被災地の受験生には特例措置を実施

全国で49万人が出願している「大学入学共通テスト」が13日から始まりました。能登半島地震で被災し本試験を受けられない受験生は、追試験の対象となるなど特例措置が実施されます。

ことしで4回目となる大学入学共通テストは、全国668の会場で49万1914人が出願していて、13日から2日間の日程で本試験が始まりました。

このうち、東京 文京区の東京大学では門が開く午前8時前から受験生が列を作って、参考書などを確認していました。

高校3年の女子生徒は「学校の生徒も家族もマスクをして感染症対策をしてきました。きのうも苦手な世界史を先生に教わってきたので、落ち着いて受けられると思います」と話していました。

双子の兄と受験する高校3年の男子生徒は「問題を兄弟で出し合って対策をしてきました。緊張するとおなかを壊しやすいので、緊張しすぎないよう兄弟で頑張りたいです」と話していました。

共通テストを実施する大学入試センターによりますと、13日午前11時の時点で試験に影響が出るようなトラブルの報告はないということです。

また、能登半島地震で被災し本試験を受けられない受験生は、今月27日と28日に行われる追試験の対象となるなど特例措置が実施されます。

共通テストは、午前の地理歴史・公民の試験に続き、午後は国語と外国語、それに英語のリスニングが行われます。