能登半島 被災地は雨 土砂災害に十分注意 日本海側中心に雪も

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では、雨が降っているところがあります。地震などの影響で地盤が緩んでいるところがあるため、引き続き、土砂災害に十分注意するとともに低体温症にも注意してください。

今月1日に発生した能登半島地震の被災地では、雨が降っているところがあり、地震やこれまでの雨や雪で地盤が緩んでいるところがあります。

少しの雪や雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり十分注意が必要です。

また、13日朝は冷え込みが厳しく、日中の最高気温も▽石川県輪島市で3度、▽金沢市で5度と予想されていて、日中もあまり気温が上がらない見込みです。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も増え続けています。

特に、低体温症に注意して家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖かくして定期的に体を動かすなど対策を心がけてください。

地震活動は活発な状態続く

能登地方やその周辺を震源とする地震活動は活発な状態が続いていて、時折、強い揺れを伴う地震が発生しています。

震度1以上の揺れを観測した地震は、13日午前4時までに1359回にのぼっています。

気象庁は、今後1か月ほどは最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。

受験生は余裕をもって行動を

13日から大学入学共通テストが始まります。

13日は、東日本と北日本の日本海側を中心に雪が降るほか、関東でも午後から雪となる見込みです。

また、2日目の14日は北日本の日本海側を中心に雪が降ると予想されています。

最新の気象情報を確認し、ふだんよりも時間に余裕を持って行動するようにしてください。

14日から大荒れのおそれ

さらに、14日から16日・火曜日にかけては発達する低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で能登半島地震の被災地をはじめ、北日本と東日本の日本海側を中心に大荒れや大しけとなるほか大雪のおそれがあります。

能登半島地震で損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあり最新の情報を確認するようにしてください。