辺野古沖 代執行に伴う工事 防衛相“知事と意見交換は重要”

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に向けて、防衛省が進めている代執行に伴う工事をめぐり、木原防衛大臣は、沖縄県を訪問して玉城知事と意見を交わすことは重要だという認識を示しました。

普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐっては、防衛省は10日、大浦湾側での代執行に伴う工事を始めました。

これについて木原防衛大臣は、12日の閣議のあとの記者会見で「普天間飛行場の代替施設については、辺野古への移設が唯一の解決策という方針に基づき、着実に工事を進めていくことが、一日も早い普天間飛行場の全面返還を実現し、危険性を除去することにつながると考えている」と述べました。

そのうえで「基地負担の軽減に取り組んでいくことは政権の最重要課題のひとつであり、沖縄県を訪問して知事を含む地元の皆様と意見交換する機会を持つことは大変重要だと考えている」と述べました。

また、現時点で具体的な予定は決まっていないものの、工事現場の視察も検討していく考えを示しました。