石川 被災者の避難の相談など受け付けるコールセンター開設へ

石川県はホテルや旅館などへの「2次避難」やその前の「1.5次避難」を促進しようと、被災した人からの相談を受け付けるコールセンターを14日開設することになりました。

石川県内では、12日午後2時の時点で2万2000人を超える人たちが学校や公民館などの避難所や車中泊などで避難生活を送っていて、災害関連死のリスクが指摘されています。

こうした状況の改善につなげようと石川県は、ホテルや旅館などへの「2次避難」や、2次避難の前の受け入れ調整などの間に行う「1.5次避難」について相談や要望を受け付けるコールセンターを開設することになりました。

コールセンターは、14日午前9時に開設され、電話番号はフリーダイヤル、0120-266-755で、毎日午前9時から午後6時まで受け付けます。

県は相談や要望を受けて避難先の宿泊施設の選定や日程の調整などを行うということです。

馳知事は、12日の県の会議で「必ず元に戻れるようにする。ホテルなどの暖かい場所を用意しているので、今は命を守るためによりよい環境の場所に避難してほしい」と呼びかけました。

また、県は1.5次避難所を13日から拡充し、いずれも金沢市の
▽「いしかわ総合スポーツセンター」のサブアリーナで介護が必要な人を中心に60人程度
▽「石川県産業展示館2号館」で150人程度をそれぞれ受け入れることにしています。