プロ野球 新人選手の研修会「SNSの使用モラルと危険性」講義も

プロ野球の新人選手の研修会が都内で開かれ、DeNAのドラフト1位の度会隆輝選手など12球団のルーキーたちがプロとしての心構えを学びました。

研修会にはプロ野球12球団の新人選手121人が参加し、はじめに東京ドーム内にある野球殿堂博物館を訪れました。

選手たちは、去年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの優勝トロフィーや、大谷翔平選手が身につけたユニフォームなどの展示品を興味深そうに見学していました。

このあと「SNSの使用モラルと危険性」といったテーマで講義が行われ、選手の間で実際に発生したトラブルを例に、ルールを守って自覚ある行動をとることが必要だと説明を受けていました。

最後に阪神や大リーグでプレーした藤川球児さんが講師として登壇して「プロの世界は毎日、小さな勝負事の積み重ねだ。迷わず前に出て自分の地盤固めに取り組んでほしい」とエールを送っていました。

DeNA 度会隆輝「笑顔を与えられるよう頑張りたい」

度会選手は「WBCはずっと見ていて、日本中に勇気を与えて笑顔にしていた。僕もそういう選手になって笑顔を与えられるよう頑張りたい」と話していました。

楽天 古謝樹「野球に集中していきたい」

楽天のドラフト1位、古謝樹 投手は、去年チーム内でハラスメント行為が発覚したことについて球団の一員としてどのように取り組んでいくか問われると「野球にひたむきに努力していけば、そのようなことは起こらないと思うので、野球に集中していきたい」と話していました。