石川県の震度計3か所で異常見つかる 気象庁 データ利用見送り

今回の能登半島地震で、気象庁は11日、石川県内の3つの市と町に設置された3か所の震度計で異常が見つかり、当面データの利用を見送ると発表しました。いずれも周辺に別の震度計があるため大きな影響はないとしています。

1月1日の能登半島地震を受けて、気象庁は石川県など震度5強以上の揺れを観測した81か所の震度計の点検を進めていて、11日、3か所で異常が見つかったということです。

異常が見つかったのは石川県の
▽七尾市中島町中島、
▽中能登町井田、
▽羽咋市旭町に設置された震度計で、
地震の揺れによって震度計の台が傾いたり周辺の地盤が変形したりしていました。

3つの震度計は石川県や研究機関が管理していて、気象庁はこれまでこれらのデータを活用してきましたが、異常が見つかったことを受けて、1月1日以降は観測不能として扱うとともに、復旧するまで利用しないことにしています。

気象庁は「震度計に異常が見つかった自治体には別の震度計が設置されているため、大きな影響はない」としています。