能登空港 仮復旧で自衛隊輸送機が初着陸 物資輸送拠点で活用へ

地震の影響で閉鎖が続いていた能登空港に、12日午後、自衛隊の輸送機が初めて着陸し、機材などを降ろしました。能登空港を物資輸送の拠点などとして活用するため、準備を進めることにしています。

能登空港は今回の地震で滑走路に亀裂が入るなどしたため閉鎖が続いていましたが、自衛隊の輸送機が離着陸できるよう応急処置が行われ、11日に仮復旧しました。

これを受けて、能登空港では愛知県の小牧基地を出発した航空自衛隊のC130輸送機1機が、12日午後3時前に着陸しました。

防衛省によりますと、能登空港で航空機の管制を支援する隊員5人ほどを輸送したということです。

また、午後3時40分ごろには鳥取県の美保基地を出発したC2輸送機1機が能登空港に着陸し、フォークリフトや物資を降ろしていました。

能登空港について、石川県などは「2次避難所」への移動や物資輸送の拠点として活用できるとしていて、今後、自衛隊が準備を進めることにしています。

石川県などによりますと、能登空港で民間航空機の離着陸が可能になるのは、早くても今月25日以降になる見通しだということです。