大分特産「乾しいたけ」ことし初の入札会

全国一の生産量を誇る大分県特産「乾しいたけ」のことし初めてとなる入札会が12日、大分市で開かれました。

大分県はクヌギの原木を使った「乾しいたけ」の生産が盛んで、おととしの生産量は769トンと全国一の産地です。

12日、大分市にある「椎茸神社」ではことし初めてとなる入札会の前に神事が行われ、佐藤知事などが玉串をささげ豊作を祈願しました。

このあと全国から集まった商社の担当者などおよそ150人が参加して入札会が始まり、次々と乾しいたけを競り落としていました。

12日は県内で収穫されたおよそ14トンが出品され、午前中には1キロ当たり1万8000円の高値で取り引きされたものもありました。

県椎茸農業協同組合によりますと、乾しいたけの生産量は生産者の高齢化などで年々落ち込んでいるということですが、新しいブランドづくりやイベントなどを通じて消費を伸ばしていきたいとしています。

県椎茸農業協同組合の青野浩志 代表理事組合長は「自然の力、クヌギの栄養で育った大分ブランドの乾しいたけを多くの人に食べてもらいたいです」と話していました。