能登半島地震の被災地 13日は雪の見込み 土砂災害に十分注意

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では、断続的に雨が降っていて、地震やこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあります。13日は厳しい寒さとなって雪が降る見込みで、引き続き、土砂災害に十分注意するとともに低体温症にも注意してください。

1月1日に発生した能登半島地震の被災地では、断続的に雨が降っていて、地震やこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあります。

13日は、広い範囲で雪が降る見込みで、少しの雪や雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり十分注意が必要です。

また、13日は厳しい冷え込みとなり、朝の最低気温は
▽石川県輪島市で1度
▽金沢市で3度と予想されているほか、
日中もあまり気温が上がらない見込みです。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も増え続けています。

特に、低体温症に注意して家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖かくして定期的に体を動かすなど対策を心がけてください。

地震活動 活発な状態が続く

能登地方やその周辺を震源とする地震活動は活発な状態が続いていて、時折、強い揺れを伴う地震が発生しています。

震度1以上の揺れを観測した地震は、12日午後4時までに1347回に上っています。

気象庁は、今後1か月ほどは最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。

受験生 余裕もって行動を

13日からは大学入学共通テストも予定されています。

1日目の13日は、東日本と北日本の日本海側を中心に雪が降るほか、関東でも雪となる見込みです。

また、2日目の14日は、北日本の日本海側を中心に雪が降ると予想されています。

最新の気象情報を確認し、ふだんよりも時間に余裕を持って行動するようにしてください。

14日から北・東日本の日本海側中心 大荒れ 大しけ 大雪のおそれ

さらに、14日の日曜日から16日の火曜日にかけては、発達する低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で能登半島地震の被災地をはじめ、北日本と東日本の日本海側を中心に大荒れや大しけとなるほか、大雪のおそれがあります。

能登半島地震で損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあり、最新の情報を確認するようにしてください。