インドで最大の投資イベント モディ首相“先端技術へ投資を”

人口が中国を抜いて世界で最も多くなったとされ、経済成長が続くインドで最大の投資イベントが10日から始まり、モディ首相は国を挙げて育成に力を入れる半導体などの先端技術産業への投資を呼びかけました。

この投資イベントは、インド西部グジャラート州のガンディナガルで10日から3日間の日程で始まり、130以上の国と地域から政府や企業の関係者が大勢集まりました。

モディ首相は開幕式で「インドは今、先端技術や未来のテクノロジーに最優先に取り組んでいる」と述べ、国を挙げて育成に力を入れる半導体やEV=電気自動車などの先端技術産業への投資を呼びかけました。

人口が中国を抜いて世界で最も多くなったとされ、経済成長が続くインドは有望な投資先として各国から関心を集めていて、今回のイベントにあわせて860億ドル、日本円にしておよそ12兆円の投資の覚書が交わされたということです。

会場には、日本企業およそ30社がブースを設けていて、再生可能エネルギーや半導体などの分野で最新技術をアピールし、インドへの進出に関心を寄せていました。

日本から初めて参加した半導体関連企業の担当者は「インドの大きな市場に期待を寄せています。インドと協力することで自分たちの技術を発展させることができると思います」と話しています。