石川県 災害関連死防止へホテルなどへの2次避難加速させる方針

地震による災害関連死を防ぐために、石川県は避難所からホテルや旅館などへの2次避難の取り組みを加速させる方針です。

石川県は10日の災害対策本部会議で、被災地の避難所などから金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」で一時的に受け入れたあと、金沢市から南にあるホテルや旅館など、2次避難所に移った人たちが午後2時の時点で、7施設合わせて182人となったと報告しました。

県は地震のあとの避難生活などに伴う災害関連死をいかに防ぐかが大きな課題だとしていて、2次避難所としてこれまでに216施設を確保し、合わせて6207人の受け入れが可能だとしています。

会議の中で馳知事は「1.5次避難所と位置づけているスポーツセンターで被災者の方々をどんどん受け入れ、生活上のニーズを聞き取って、2次避難所に移っていただく流れを軌道に乗せたい」と述べました。