富山 南砺 世界遺産の合掌造り集落 “地震被害は資料館だけ”

今回の地震で、世界遺産に登録されている富山県南砺市の合掌造り集落でも資料館の一部の破損が確認され、休館となっています。ただ、そのほかの施設では被害は確認されておらず、営業が続けられていて、市では「安心して来てもらいたい」とコメントしています。

南砺市によりますと、世界遺産に登録されている「相倉合掌造り集落」にある生活道具などを展示している「相倉民俗館」で、地震後に屋根の一部が破損しているのが確認されました。

このため、「相倉民俗館」は今月4日から当面の間、休館にしているということです。

この施設は市の所有で老朽化が著しいため、来年度から大規模な修繕を計画していて、市では今回の被害を受けて、計画を前倒しできないか検討したいとしています。

一方、相倉集落にあるそのほかの合掌家屋や飲食店などに被害は確認されておらず、通常どおりの営業を行っています。

南砺市は「相倉民俗館は休館していますが、そのほかの場所では安全が確認されているので安心して来てもらいたい」とコメントしています。