株価 3万4000円台回復 2日連続でバブル期以来の高値更新

10日の東京株式市場、日経平均株価は33年10か月ぶりに3万4000円台を回復し、バブル期以来の高値を2日連続で更新しました。

10日の東京市場は取り引き開始直後から、半導体関連などの銘柄を中心に買い注文が広がったうえ、東京外国為替市場で円安が進んだことで、輸出関連の銘柄なども買われ、日経平均株価は終値として3万4000円台を回復しました。

日経平均株価が終値として3万4000円台を回復したのは、バブル期の1990年3月以来、33年10か月ぶりです。

▽日経平均株価、10日の終値は、前日の終値より678円54銭高い3万4441円72銭。

▽東証株価指数=トピックスは31.39上がって2444.48となり、
こちらも、1990年3月以来の高値となりました。

▽一日の出来高は15億6222万株でした。

国内では物価の上昇にあわせて、価格転嫁が進んだ企業では収益の改善が見られ、賃上げを表明する大手企業も相次いでいるほか、デフレからの脱却に対する国内外の投資家の期待が出ています。

こうした期待が実現するかどうかが、さらなる株価上昇の鍵となりそうです。