明治神宮外苑再開発 イチョウ並木の追加調査を事業者が再開

明治神宮外苑の再開発で、事業者によるイチョウ並木の調査が不十分などとする指摘もあるなか、事業者は9日から追加の調査を再開しました。

明治神宮外苑の再開発をめぐっては、保全対象となっているイチョウ並木の健康状態は問題ないとする事業者の調査結果などを踏まえ、環境アセスメントの手続きが終了し2023年2月、都は事業を認可しましたが、環境影響について話し合う都の審議会は、調査が不十分などと指摘していました。

こうした中、事業者は2023年1月にイチョウ並木の生育状況について追加で調査を行っていて、9日から調査を再開しました。

事業者によりますと、2023年の調査ではコンクリートの塊などが出てきて十分に確認できないところもあったため、今回は場所を移して再び専門家が根の位置や生育状況などを確認するということです。

調査は2月上旬まで行われる予定で、事業者は「調査を行うことでイチョウ並木の保全に必要な設計・施工上の工法などを精査できるようにする」とコメントしています。