【動画】JR七尾線 復旧作業進むも一部で運転再開見込み立たず

地震の影響で、石川県内の津幡駅と和倉温泉駅を結ぶJR七尾線は地震から1週間を過ぎた今も一部の区間で運転再開の見込みが立っていません。

9日昼前、NHKのヘリコプターが石川県内の上空から撮影した映像です。

地震の影響で、運転を取りやめているJR七尾線の線路で復旧作業が進められています。

複数の作業員が、線路上を走る専用の重機を使って枕木の石を整備しているような様子が確認できます。

また、近くでは、ショベルカーなどを使って線路脇に集められた黒い袋をトラックに積み込んでいる様子も確認できます。

一部区間で運転再開の見込み立たず

JR西日本金沢支社によりますと七尾線では、これまでに確認されているだけでも駅のホームに亀裂が入ったり、線路がゆがんだりする被害が複数出ているということです。

このうち七尾駅では、ホームの線路際の部分に広い範囲で亀裂が入っています。

また和倉温泉駅でもホームの一部に亀裂が入るなどの被害が出ています。

このほか七尾線の複数の場所でレールのゆがみが見つかっているほか、電線を支える柱が傾いたり、橋りょうがずれたりする被害が出ているということで、JR西日本では復旧作業を急ぐことにしています。

JR西日本によりますと、七尾線は、羽咋駅と和倉温泉駅の間では運転再開の見込みが立っておらず、高松駅と羽咋駅の間では、復旧まで少なくとも9日以上かかる見通しだということです。