「大学入学共通テスト 追試験会場は金沢大に」盛山文科相

盛山文部科学大臣は、9日の閣議のあとの記者会見で「今回の地震の影響で、今月13日と14日の大学入学共通テストの本試験を受験できない人たちが受験しやすいよう、追試験会場を設置する予定としていたが、追加される試験場は、金沢大学の角間キャンパスとなることが決定した」と述べました。

そのうえで「今後の状況の変化を踏まえながら、必要な人数を受け入れることができるよう準備を進めていく」と述べました。

文部科学省によりますと、追試験の対象となる条件や出願方法などは、今後、大学入試センターのホームページで公表されるということです。

富山県 宿泊費補助など被災の受験生を支援

今週末の大学入学共通テストについて、富山県は、地震で家が損壊するなどした受験生たちがホテルなどで自習できるよう宿泊費を補助することを決めました。

これは9日午後、富山市内で開かれた県の災害対策本部会議で県が発表しました。

今週末の13日土曜日と14日日曜日は全国で大学入学共通テストが行われますが、地震で家が損壊するなどして、落ち着いた環境で勉強できない受験生も少なくありません。

こうした状況を受けて富山県は、受験生がホテルなどで自習できるよう2日間の受験日程のそれぞれの前日となる12日金曜日と13日土曜日の受験生の宿泊費について1泊1万円を補助することを決めました。

対象となるのは、富山県内の会場で受験を控え県内の高校に通う高校生や卒業生などで今回の地震で家が損壊したり断水したりした受験生にかぎります。

追試験についても同様の対応を取るということです。

詳しい申請方法や期限については富山県に確認してください。

富山県の新田八朗知事は「土曜日は雪が降るおそれもあるが県や交通関係者も一緒に受験生を支えたい。そのほかの被災者についても引き続き支援していきたい」と述べました。