北畠成文被告（21）は去年7月、日本大学アメリカンフットボール部の学生寮で覚醒剤の成分が入った錠剤のかけらを麻薬と勘違いして持っていたとして、麻薬取締法違反の罪に問われました。
9日の判決で、東京地方裁判所の池田知史裁判官は「寮で部活の友人と一緒に大麻を使用する生活をしていた」などと指摘しました。
一方「社会的に大きく取り上げられ、大学による処分も見込まれている。反省して今後は両親のもとで生活し、二度と違法薬物や関係者に関わらないと述べている」として懲役1年4か月、執行猶予3年を言い渡しました。
日大アメフト部員 麻薬取締法違反の罪で有罪判決 東京地裁
日本大学アメリカンフットボール部の部員による薬物事件で、麻薬取締法違反の罪に問われた被告に対し、東京地方裁判所は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。一連の事件で判決が言い渡されるのは初めてです。
日大アメフト部の薬物事件では北畠被告を含む3人が逮捕されたほか、1人が書類送検されていて、一連の事件で判決が言い渡されるのは初めてです。
大学はアメフト部の廃部を決め、新たな受け皿を設けるなど支援するとしています。
また、一連の対応をめぐって先月、副学長が辞任し、学長の辞任も決まっています。