能登半島地震 災害ボランティア受け入れ開始 富山 氷見

能登半島地震で住宅など200棟余りが損壊した富山県氷見市では、9日から災害ボランティアの受け入れが始まり、被災した住宅の後片づけなどが進められています。

震度5強の揺れを観測し、住宅など205棟が損壊した富山県の氷見市では、9日から災害ボランティアの受け入れを始めました。

氷見市白川の74歳の女性が住む家は、地震で壁が壊れるなどしたほか食器が割れたり、家財道具が倒れたりしました。

女性は一人暮らしで後片づけができないということで、ボランティアの人たちが手分けをして大きなタンスやふすま、それに割れた食器などを家から運び出しトラックに乗せていました。

富山県砺波市からきた66歳のボランティアの男性は「少しでも助けになればと思い、初めて参加しました。この家はダメージが大きく大変な状況です。倒れたものがたくさんあり、運び出しています」と話していました。

被災した74歳の女性は「食器がたくさん落ちて壊れてしまいました。ボランティアの人たちには『ありがとう』のことばしかないです。揺れが続いていて怖いです。この家にはもう住めないかもしれません」と話していました。