株価 値上がり バブル期以来33年10か月ぶりの高値に

連休明けの9日の東京株式市場、日経平均株価はバブル期の1990年3月以来、33年10か月ぶりの高値をつけました。

▽日経平均株価、9日の終値は先週末の終値より385円76銭高い、3万3763円18銭となりました。

▽東証株価指数=トピックスは、19.55上がって2413.09。

▽1日の出来高は16億6160万株でした。

8日のニューヨーク市場でハイテク関連などを中心に株価が大きく値上がりした流れを受けて、東京市場でも半導体関連などの銘柄に買い注文が広がりました。

午前中には株価は一時3万4000円に迫る水準まで上昇しましたが、その後はいったん利益を確定させようという動きが出て上げ幅を縮小して取り引きを終えました。

国内では物価上昇を受けた価格転嫁が進み、堅調な業績を背景にさらなる賃上げを表明する大手企業が相次いでいて、市場関係者からはデフレからの本格的な脱却に対する投資家の期待感の高まりも株価を下支えしているという声が聞かれました。

株価の一段の上昇に向けてはことしの春闘でどの程度の水準の賃上げが実現するかが大きなポイントとなりそうです。