生成AI 日本企業が開発した国産サービスの提供 相次いで開始へ

生成AIの活用が広がる中、ことし、日本企業が開発した国産サービスの提供が相次いで始まります。国内での利用拡大に向け、AIの安全性を担保する実効的な仕組みが作れるかが課題となります。

生成AIのサービスは、「ChatGPT」などでアメリカの企業が先行していますが、ことしは日本企業が開発した国産サービスの提供が相次いで始まります。

▽NTTは3月から生成AIサービス「tsuzumi」を、
▽NECも春には、生成AIサービスの「cotomi」をそれぞれ企業向けに提供する計画です。

さらに
▽ソフトバンクは日本で最大規模の学習量を持つ生成AIをことし中に完成させる方針です。

日本でも利用の拡大が見込まれる中、安全性や信頼性をどう確保するかが課題となります。

政府はことし3月にも事業者向けのガイドラインを公表するほか、民間企業の間でも新たな認証制度をつくる準備が進められています。

海外ではすでに、アメリカが生成AIの公開前のテストに厳格な基準を設ける大統領令を公表し、EU=ヨーロッパ連合は、制裁金を含めた規制の強化に動き出していて、日本としても、AIの安全性を担保する実効的な仕組みづくりが求められることになります。