上川外相 ポーランド外相と会談 ウクライナへの支援継続で一致

上川外務大臣はウクライナを訪問後、先月に政権交代した隣国ポーランドを訪れてシコルスキ外相と会談し、ウクライナへの「支援疲れ」が指摘される中、支援を継続するため緊密に連携していくことで一致しました。

上川外務大臣は日本時間の8日夜、ポーランドの首都ワルシャワを訪れ、シコルスキ外相と会談しました。

会談で上川大臣は日本時間の7日、ウクライナを訪問したことを伝えました。

その上で両外相は、欧米各国でウクライナへの「支援疲れ」が指摘される中、支援を継続するため緊密に連携していくことで一致しました。

また上川大臣は、ポーランドがウクライナから多くの避難民を受け入れていることから、引き続き紛争下での女性や子どもの支援に役割を果たすことに期待を示しました。

ポーランドでは先月、政権交代で新政権が発足しましたが、両国は価値と原則を共有する戦略的パートナーだとして、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて2国間関係を強化することを確認しました。

上川大臣はシコルスキ外相との共同記者発表で「ロシアによるウクライナ侵略を1日も早く終わらせ、公正で永続的な平和を実現するため、引き続きポーランドと連携していく」と述べました。